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川遊びのときに知っておきたい「川の生き物を捕まえる4つの方法」

川遊びをしていると、網をもった子どもや親子連れを見かけます。
「どのくらい捕まえたのかな」と水槽をのぞくと、結果はあまり芳しくないことが多いです。
一方、わたしは、サワガニやエビはもちろん、100均の熱帯魚用の小さな網でそこそこ大きな川魚を捕まえることもあります。
なぜ捕まえられるのかというと、つぎの4つの方法を知っているためです。

・ガサガサ
・石をひっくり返す
・魚の真下から網をすくいあげる(盲点)
・網に魚を追い込む(独自の方法)

これらの方法を知っていれば、誰でもかんたんに川の生き物を大量捕獲できるようになります!
というわけで、それぞれの方法について、ていねいに解説していきます。
投網などのように禁止されている方法は利用していません(魚を大量に捕獲できる道具は漁業権の関係で、たいてい禁止されています)。子どもの遊びの範囲を超えない方法のみです。

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ガサガサ

ガサガサは一般的な方法です。

1.まずは「タモ網」を買います。この際、「三角形の網」のように一辺が直線になっている網を選びます。
ただ、所詮、遊びですし、大きな網だと持ち運びも不便なので、わたしは100均で売られている熱帯魚用の網のうち、一番サイズが大きなものを使っています(この網は四角形なので一辺が直線になっています)。

2.川にいけば、水辺に生えている草を探して、網に草を入れるような感じで網をいれます。この際、網を底につけて隙間がないようにすればうまくいくことが多いです(だから、一辺が直線になっている網を買うわけですね)。



また、「川の流れ」に気をつけます。具体的には「上流側」から「下流側」にある網に追い込むので、網を上流側に向けます
※写真でいうと右から左に向けて、川が流れています。



3.網から遠いところから網に向けて、足で踏んでいって、魚やエビを網に追い込みます。
※上流側から下流側にある網に向けて足で踏んでいくわけですね。写真でいうと右から左に向けて、川が流れています。



4.網をあげると、大量に川の生き物を捕獲できています。



かんたんですよね!
ほかにもコツがありますが、何度かチャレンジしていると自然にわかるようになるので、とりあえずやってみるといいですよ!

石をひっくり返す

サワガニ、ヤゴ、カジカのような魚などは川の石の隙間にいます。
石をひっくり返すと慌てて逃げるので、網ですくうといいでしょう。
ただ、どの石にも川の生き物がいるわけではありません。
「流れが穏やかな場所にある石にはサワガニがいる」のように傾向があって、それを知っていれば効率よく川の生き物を捕まえられますが…。
そのような細かいことは気にせず、とにかく石をひっくり返すといいですよ。そのうちに、川の生き物を見つけられますから。

魚の真下から網をすくいあげる(盲点)

魚を網で追い回す子どもを見かけますが、小魚でも魚はものすごく素早いので捕まえることはできないと思います。では、どうすればいいのでしょうか。

魚にとって死角である「魚の真下」から網をすくいあげるといいでしょう。
たとえば「網を動かさずに川底付近に置いておいて、待ち構える。網の真上に魚が来たときに網をすくいあげる」という感じでしょうか。
金魚すくいと同じですが、案外、気がつかないひとが多い盲点のようです。

ちなみに、海の大きな魚もイワシなどの小魚の群れを、群れの真下から襲うそうですよ。

網に魚を追い込む(独自の方法)

いままでの3つの方法は一般的なものですが、これはわたし独自の方法です。

さて、この方法、一言でいうならば「魚の習性を利用して、網に魚を追い込む」です。
だから、川によってやりかたは変わります。
2つのケースを紹介しますので、みなさんも川にて自分で考えて独自の方法を編み出してくださいねー

<ケース1>「小平河川公園(群馬県)」のように「岩」がある川の場合。



網で魚を追いかけると、魚は岩の隙間に逃げ込みます。



岩の隙間にその辺にある木の枝などをつっこんで魚を追い立てると別の岩に逃げます。よく観察していると、逃げ道が決まっていることがあると気がつきます。
そこで、1本の網を逃げ道に設置します。
なお、この際、隙間がないように設置します。隙間があればそこから逃げてしまいますから。



そして、魚を追いかけてこの岩に逃げ込ませます。さらに、もう1本の網で別の岩に逃げるように追い立てます。



これを何度かチャレンジしたら、大きな魚を捕獲できました!
川遊びしたことがあるひとならわかると思いますが、ふつう、熱帯魚の網でこのサイズの魚は捕まえられないですよー(ドヤ顔)



というわけで、ケース1では「川魚は岩の隙間に逃げ込む。追い立てると同じようなルートで別の岩の隙間に逃げ込む」という魚の習性を利用して、網に魚を追い込んだわけですねー

<ケース2>特徴のない川で小魚を捕まえる場合。

まずは、小魚がいる流れが緩いところに、河原の石で「ハ」の形をつくります。
この際、注意すべきことが2つあります。
1つ目は石の隙間をできるだけなくすことです。隙間があれば魚はそこから逃げてしまいます。
2つ目は、川の流れに注意することです。写真でいうと下から上に水が流れています。



つぎに、上記の写真ならば一番上のところに100均の網を置きます。この際、網を底につけて、また網の左右には石を置いて隙間をなくします。
隙間なく網を置けると確認できれば、網はとって、ここに魚がくるのを待ちます。
ハの字のなかに魚が入りこんだら、網をセットします。
網はそのまま置いておいて、川上、写真ならば一番下の位置から足で「面」をつくって、魚を追い立てます。

結果は以下。



魚がハの字のなかに入り込まないなら、その場に離れるといいでしょう。
ひとの気配がなくなれば罠にはいりこみます。



ケース2では追い込み漁の真似をしてみたわけですね。追い込み漁も魚の習性に基づいて編み出されたのでしょう。たぶん。

※捕獲した生き物はすべて毎回リリースしています。

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