宿泊予約サイトの口コミを利用する時の注意点
宿選びは、「福袋」のようなものですが、「ハズレ」の宿には宿泊したくないですよね。
だから、宿泊サイトにある「口コミ」を見る人も多いと思います。
しかし、実は、口コミには、意外に知られていない「盲点」もあります。
というわけで、ここでは、意外に知られていない口コミの「盲点」を紹介します。
口コミの盲点1
口コミ情報は、宿を探すときに欠かせませんが、注意すべきこともあります。
それは「生活レベル」です。
「1人1泊あたり2万円」と聞けば、高く感じますか。それとも安く感じますか。
「安い」と感じる人もいますし、逆に「高すぎる」と感じる人もいます。
これが口コミ情報で気をつけるべき点です。
どういうことでしょうか。
たとえば、1人あたり1泊2万円の宿があったとします(価格よりも、質がいい宿とします。つまり割安の宿だとします)。
全く同じサービスを受けたとしても、下記のように、宿泊した人の「生活レベル」次第で、口コミが異なることもあります。
■仮定
1人1泊2万円の宿泊代の宿に、Aさん、Bさん、Cさんが宿泊しました。
なお、この宿は、本来は1人1泊3万円の価値がありますが、割引していたとします。
■Aさんの場合
Aさんは、いつも、1人あたり1泊2万円の宿に宿泊しています。
というわけで、Aさんの口コミは以下なります。
「割安で満足している」
※)普段から、1泊2万円の宿に宿泊しているため、Aさんは、この宿が割安だと気がつきます。だから、このような口コミになったとしています。
■Bさんの場合
Bさんは、いつも、1人あたり1泊1万円の宿に宿泊しています。
「思ったよりも良くなかった。割高だと思う」
※)普段、宿泊する宿の「2倍」いいと思っていて(つまり宿に対する期待が大きくなりすぎて)、失望したとしています。
■Cさんの場合
Cさんは、いつも、1人あたり1泊5万円の宿に宿泊しています。
「サービスが悪かった。この宿泊料だとこの程度で仕方がないと思うが」
※)普段、高級宿のサービスに慣れているために、本当は割安の宿なのに、気がつきません。
というわけで、自分がよく宿泊している価格帯の口コミだと、口コミを書いている人と生活レベルが似ているため、そのまま口コミを鵜呑みにしても、期待外れになることは少ないと思います。
しかし、普段、宿泊しない価格帯の宿の口コミだと、口コミを書いている人と生活レベルが違うので、(あなたにとって)口コミの信用性が落ちると思います
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口コミの盲点2
口コミの「数」にも注意しましょう。
具体的に、口コミの数が少ないと、一切、信用しない方がいいです。
統計学上でも、ある程度、口コミの数がないと信用できないといえます。
「そんなの盲点でも何でもなく、当たり前の話じゃん」と思われたかもしれませんが、たった1件だけでも、「最悪の宿だった」と口コミあったとき、あなたはその宿を選ぶことができるでしょうか。
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口コミの盲点3
1人1泊2万円くらいの宿の口コミで、たまに見かけるのが、「清掃が行き届いていない」というものです。
しかし、実際に宿泊すると、「口コミで酷評されていた通り、清掃が行き届いていなかった…」なんて経験をしたことがありません。
特に清掃は「人の価値観」で左右されます(物凄い潔癖症の人なら、汚いと感じても、一般人には、そう思えないこともあります)。
このように、口コミは、人の価値観に左右されるということも知っておいた方がいいでしょう。
ちなみに、「接客」も、人の価値観で左右されます。
私は「接客がなっていない」と酷評されていた宿で、「実際に接客がなっていないな…」なんて感じたこともありません。