世界遺産「日光の社寺」の基本情報

日光山内は広大なので、日光観光の前に、ある程度、知識があった方がいいと思います。というわけで、このページでは、「日光山内の歴史」「日光には、どうやっていくのか」「日光の社寺の見所」などを紹介しています。
なお、このページが、一番、まとまっているので、日光観光の前に、印刷しておくのをお勧めします。

ちなみに、「日光の社寺」の「見所」を歩いて周ると、どのような感じになるのかは、下記のページに書いています。下記のページには、管理人が実際に日光の社寺の見所を歩いて周ったときのレポートなので、日光観光の参考になると思いますよ。
日光の社寺〜バーチャル旅行!

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日光の社寺へのアクセス(交通手段)

日光の社寺へは、車でも、電車でも行くことができますが、具体的には、どうやっていけばいいのでしょうか。
ここでは、日光の社寺へのアクセス(交通手段)を紹介します。

◆電車
・JR日光線 日光駅下車、徒歩30分もしくはバス10分
・東武日光線、東武日光駅下車、徒歩25分もしくはバス10分

<徒歩で行く場合>
道中、日光の地ビールや和菓子などが販売されている店も通るので、ぶらり旅を堪能できます。ただ、少し遠いです。

<バスで行く場合>
バスで行く場合は、日光駅・東武日光駅から、世界遺産めぐり巡回バス(フリーパス:500円)が出ているので、それに乗るといいでしょう。なお、世界遺産めぐり巡回バスの経路は、「日光駅→東武日光駅→勝道上人像前→表参道→西参道→大猷院ニ荒山神社前→神橋→東武日光→日光駅」です。

◆車
日光宇都宮道路 日光IC 国道119号で約2.5キロ
※)有料駐車場あり

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日光の社寺の料金

日光の社寺は、拝観料がかかる有料の場所と、無料の場所があります。拝観料がかかるところの基本料金は以下です。

東照宮:1300円、輪王寺本堂:400円、大猷院:550円、二荒山神社(神苑):200円

これに加えて、「共通券」もあります。
共通券を買えば、割安になりますが、共通券には、いくつか種類があって、しかも、「〜は除く」などもあって、正直、ややこしいです。
というわけで、ネットや観光雑誌の情報を信じるよりも、現地の拝観券売場の人に聞くのをお勧めします。

格安宿


日光の社寺の歴史など

日光の社寺は、大きくいうと、以下の4つの社寺があります。

1.日光東照宮(にっこうとうしょうぐう)
2.日光山輪王寺(にっこうざんりんのうじ)
3.二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)
4.輪王寺大猷院(りんのうじたいゆういん)

軽く、日光山内の歴史を紹介すると、昭和26年に、文化財保護法の施行にあわせて、日光東照宮本殿などが国宝になり、平成11年に、日光東照宮42棟、二荒山神社の23棟、日光山輪王寺の38棟の計103棟と、その周辺の景観が「日光の社寺」として世界遺産に指定されました。日光観光の際には、これらのところを重点的に、効率よく、周っていくといいでしょう。
ちなみに、この4つ社寺のうち、特に、どこがお勧めなのかというと、「この4つの社寺、すべて」です。しかし、時間がないときは、少なくても「日光東照宮」だけは周ることを、お勧めします。というのも、日光東照宮には、「眠猫」「三猿」など有名な彫刻がありますし、他にも、色々な見所があるためです。
というわけで、下記からは、日光の社寺の見所を紹介します。

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日光の社寺の見所

日光の社寺にある「日光東照宮」「日光山輪王寺」「二荒山神社」「輪王寺大猷院」の4つの社寺のそれぞれの見所を紹介します。また、この4つの社寺以外にも見所があるので、そこも加えて紹介します。
※)4つの社寺や、その他の場所の詳細は、別のページにありますので、より詳しい情報を知りたい場合は、そちらのページをご覧になってください。

日光東照宮の見所

日光東照宮は、徳川家康を祀る社殿です。徳川家光が、寛永11年(1634年)から、1年5ヵ月をかけて、今の煌びやかな建物に改装したといわれています。有名な「眠猫」や「三猿(見ざる、言わざる、聞かざる)」があるのは、この日光東照宮です。
ちなみに、日光東照宮は「見所」が多くて、日光観光で外すことができないと思います。日光観光の際は、必ず、立ち寄るようにしましょう。
というわけで、日光東照宮の見所を一覧にしてみました。

写真 紹介文
五重塔
日光東照宮に入ってすぐにあるのが、五重塔です。注目すべきところは、初層軒下です。十二支が彫刻されているところを見逃さないようにしましょう。
上神庫
有名な「象(狩野探幽作)」があります。この象は想像したものなので、実物の象と違うとのことです。
神厩舎
有名な三猿の彫刻(見ざる言わざる聞かざる)があります。実は、三猿だけではなく、もっと色々な猿の彫刻があります。
輪蔵
立て札を読むと、この建物には、経典1453部、6323巻がおさめられており、内部は回転式書架が置かれ、目指すものをがすぐに探せる構造になっているとのことです。
陽明門(日暮門)
500以上の彫刻群がある門です。彫刻の数が多いので、一日中、見ていても飽きないために「日暮門」と呼ばれることもあります。
新輿舎
中を見ると、3基の神輿があるのがわかります。左から順に、源頼朝、徳川家康、豊臣秀吉の神輿です。天井にも、美しい天女が描かれた天井画があるので、見忘れないように!
唐門
本社の表門です。一般参拝客は、ここから入るのではなく、別に入口があります。
本社東回廊(眠猫)
有名な「眠猫」です。角度を変えてみると、眠っていたり、獲物を狙っていたりします。
奥社
徳川家康の墓所で、宝塔には徳川家康の神柩が納められています。なお、墓所は207段の石段の上にあり、宝塔は、建立以来一度も開かれていないとのことです。
叶杉
根本のうろに向かって願いを唱えれば、願いが叶うとのことです。参拝客が願っているのを見ることができます。
本地堂(薬師堂)
天井の34枚のヒノキ板に描かれている巨大な「日光の鳴竜」で有名です。竜の頭の下でのみ、拍子木を打つと、音が反響します。

※)なお、更に日光東照宮の詳細を知りたい場合は、以下のページをご覧になってください。
日光東照宮
日光東照宮へバーチャル旅行!
日光東照宮の写真

日光山輪王寺の見所

日光山輪王寺は、天平神護2年(766年)、勝道上人が四本龍寺を建てたのが、はじまりとされていて、天台宗三本山の1つです(ちなみに、他の天台宗三本山は、比叡山延暦寺、東叡山寛永寺です)。平安時代には、坂田上村麻呂や弘法大師空海も来山したとされているほど由緒ある寺です。
なお、日光山は、もともと神道と仏教が混在していましたが、神仏分離によって、現在の二社一寺に分けられました。そのとき、日光山輪王寺は、仏教面を担う寺となりました。参考までに。
というわけで、日光山輪王寺の見所を一覧にしてみました。

写真 紹介文
勝道上人像
勝道上人とは、日光を開き、四本龍寺を創建した人物です。この像は、日光山輪王寺の入口にあります。
三仏堂
大本堂には、左から馬頭観音、阿弥陀如来、千手観音の3体の黄金の木彫座像あります。
逍遥園・宝物殿
庭園を歩いたり、宝物殿にて宝物を見たりできます。入場は有料です。なお、宝物殿には約80点の宝物が展示されています。
黒門
表参道に面している入口です。
相輪塔
徳川家光が天海大僧正に依頼して建てたとされている青銅製の塔です。この塔には、1000部の経典が納められているそうです。

※)なお、更に日光山輪王寺の詳細を知りたい場合は、以下のページをご覧になってください。
日光山輪王寺
日光山輪王寺へバーチャル旅行!
日光山輪王寺の写真

二荒山神社の見所

二荒山神社は、縁結びで有名な神社で、他にも、開運、若返り、眼病などのご利益もあります。大己貴命(大国様)が主祭神です。ちなみに、二荒山神社は、日光東照宮が建立されるまでは、日光信仰の中心でした。
というわけで、二荒山神社の見所を一覧にしてみました。

写真 紹介文
桜門
二荒山神社の入口です。
拝殿・本殿
元和5年(1619年)、徳川秀忠が造営したとされています。
唐銅燈籠(化燈籠)
社を守っていた武士が切りつけた無数の刀傷が残る燈籠です。なぜ、切りつけたのかというと、火を灯すと怪しい姿に見えたためとのこと。
大国殿
大己貴命(大国様)が祀られていて、大己貴命に関する巻物や資料などが展示されています。すぐ隣に、菓子占いもあります。
二荒霊泉
「薬師の霊泉」と「酒の泉」の2つの水脈が合わさる霊泉です。「若水」「酒の泉」「知恵の水」の3つがあります。

※)なお、更に二荒山神社の詳細を知りたい場合は、以下のページをご覧になってください。
二荒山神社
二荒山神社へバーチャル旅行!
二荒山神社の写真

輪王寺大猷院の見所

輪王寺大猷院は、徳川家光の墓所です。承応2年(1653年)に完成しました。ちなみに、徳川家光は、家康を敬愛しており、輪王寺大猷院を、(家康が祀られている)日光東照宮よりも大きくしてはいけないとの遺言を残したそうです。
というわけで、輪王寺大猷院の見所を一覧にしてみました。

写真 紹介文
仁王門
輪王寺大猷院の入口です。門の左右にある2対の仁王像が見所です。
二天門
日光で最大の門です。門には、四天王のうち、持国天と広目天を祭られています(なので、二天門といわれています)。
水盤舎
煌びやかな装飾が施されています。
夜叉門
徳川家光の霊廟を守護しているとされている青、白、赤、緑の4体の夜叉の像が見所です。牡丹唐草の彫刻がキレイですよ。
唐門
本殿・拝殿への入口です。ちなみに、本殿・拝殿は非公開ですが、狩野探幽一派による約140の優美な龍の天井画があります。
皇嘉門(竜宮門)
奥の院の入口です。中国・明朝の建築様式なのが見所です。ちなみに、奥の院は非公開なので、この門も通ることができません。

※)なお、更に輪王寺大猷院の詳細を知りたい場合は、以下のページをご覧になってください。
輪王寺大猷院
輪王寺大猷院へバーチャル旅行!
輪王寺大猷院の写真

世界遺産「日光の社寺」のその他の見所

世界遺産「日光の社寺」のその他の見所です。その他といっても、「神橋」「四本竜寺、本宮神社」「縁結びのご神木」「常行堂、法華堂」「日光東照宮宝物館」など結構、しっかりした観光スポットですよ。
というわけで、日光の社寺のその他の場所の見所を一覧にしてみました。

写真 紹介文
二荒山神橋
日光の社寺の入口(外)にある橋です。清流にかかっています。
日光の社寺の入口
日光の社寺の入口にある石の看板です。ここで記念撮影をするといいですよ。
四本竜寺、本宮神社
青竜、朱雀、白虎、玄武の4神守護の霊地であると考えた勝道上人が、奈良時代の766年に建立したお寺です。観音堂と三重塔は江戸時代に再建されました。
表参道
東照宮春季例大祭の流鏑馬はここを舞台。
上新道
日光東照宮と二荒山神社を結ぶ道で、合計37基の燈籠が並べられています。
縁結びのご神木
縁結びのご利益があるとされているご神木です。カップルは、訪れて損はないと思います。
常行堂、法華堂
見所は、常行堂と法華堂を結ぶ渡り廊下です。2つの堂が渡り廊でつながっているのは珍しく、ここと比叡山とでしか見ることができません。
なお、2つの堂が渡り廊下でつながっていることから、「二つ堂」または「担い堂」とも呼ばれることがあります。
下新道
表参道と二荒山神社および輪王寺大猷院を結ぶ道です。杉に囲まれており、道沿いには、小川もあり、清涼感があふれています。
日光東照宮宝物館
徳川家康の遺品、奉納品などが展示されている宝物館です。「南蛮胴具足」などの宝物も収蔵されています。

※)なお、更に、世界遺産「日光の社寺」のその他の場所の詳細を知りたい場合は、以下のページをご覧になってください。
日光の社寺〜その他の場所
日光の社寺〜その他の場所の写真

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